患;「頭痛がひどくて、めまいがして、うまく歩けないんですけど」
術「片麻痺がないから脳ではないです!それは頸椎が歪んでいますから、調整しましょう」
→高速スラスト
んぎゃー
激しい頭痛と回転性めまいは小脳出血の疑いあり。
そして片麻痺は起りません。
最悪死にます。
脳卒中とは、「脳血管障害」とも呼ばれ、脳の血管が詰まったり、脳の血管が破れることで出血してしまう病気のことです。
脳卒中という言葉は、病名というよりも、脳の血管の障害により、手足の麻痺や意識障害などの様々な症状がある状態を意味しています。
脳卒中は、脳の血管の障害の起こり方によって;
①「脳の血管が詰まる脳梗塞」
②「脳の血管が破れる脳出血・くも膜下出血」
③「脳動静脈奇形の破裂による出血」
④「脳腫瘍による出血」
④「一過性の脳の循環障害(TIA)」など、いろいろな種類があります。
脳卒中の中でも患者数がいちばん多いのが脳梗塞で、脳卒中全体の約75%を占めているとされています。
脳出血(脳内出血)
脳出血とは脳内の血管が何らかの原因で破れ、大脳、小脳および脳幹に出血した状態をいいます。そのために意識障害、運動麻痺、感覚障害などの症状が現れます。
血腫が大きくなると脳浮腫によって頭蓋内圧が高くなって脳ヘルニアを起こし、重い場合は脳幹部が圧迫されて死に至ります。
近年、脳出血の死亡数は減ってきましたが、その最大の理由は高血圧の内科的治療が広く行きわたり、血圧のコントロールが十分に行われるようになったためと考えられます。また最近、脳出血は軽症化していますが、運動障害や認知症(にんちしょう)などの後遺症で悩む患者さんが多いのも事実です。
近年、脳出血の死亡数は減ってきましたが、その最大の理由は高血圧の内科的治療が広く行きわたり、血圧のコントロールが十分に行われるようになったためと考えられます。また最近、脳出血は軽症化していますが、運動障害や認知症(にんちしょう)などの後遺症で悩む患者さんが多いのも事実です。
原因;高血圧が原因で起こる脳出血が最も多く、全体の70%を占めます。
血管の病変をみてみると、脳内の100〜300μmの細い小動脈に血管壊死という動脈硬化を基盤とした病変ができ、これに伴ってできる小動脈瘤の破裂が脳出血の原因になります。
そのほか、脳動脈瘤、脳動静脈奇形の破綻、腫瘍内出血、脳の外傷、白血病などの血液疾患が原因になります。高齢者では血管の壁に老人性変化のひとつであるアミロイドが沈着して脳出血の原因になることがあります。
高血圧性脳出血を部門別にみてみると、最も頻度が高いのは被殻出血(40%)と視床出血(35%)で、この2つが約4分の3を占めます。次いで皮質下出血(10%)、橋出血(5%)、小脳出血(5%)、その他(5%)と続きます。
高血圧性脳出血を部門別にみてみると、最も頻度が高いのは被殻出血(40%)と視床出血(35%)で、この2つが約4分の3を占めます。次いで皮質下出血(10%)、橋出血(5%)、小脳出血(5%)、その他(5%)と続きます。
発症時期は冬期に増大し、夏期は減少します。発症時間帯は朝7時と夕方5時に多いとされています。
症状;
一般的には頭痛、嘔吐、意識障害、片麻痺が多くの患者さんにみられます。出血部位および血腫の大きさにより症状は違います。慢性期になっても何らかの後遺症を示す患者さんも多くみられます。
(1)被殻出血
片麻痺、感覚障害、同名性半盲(両眼とも視野の片側半分が見えなくなる状態)などが主な症状で、進行すると意識障害がみられます。優位半球(通常左半球)の出血の場合では失語症もみられます(図6)。
(2)視床出血
片麻痺、感覚障害は被殻出血と同じですが、感覚障害が優位のことがあります。視床出血では、出血後に視床痛という半身のひどい痛みを伴うことがあります(図7、図8)。
(3)皮質下出血
頭頂葉、側頭葉、前頭葉などの皮質下がよく起こる部位です。症状は、出血する部位に応じて違いますが、軽度から中等度の片麻痺、半盲、失語などがみられます。
(4)橋出血
突然の意識障害、高熱、縮瞳(2mm以下)、呼吸異常、四肢麻痺(ししまひ)などがみられます。大きな橋出血の場合は予後が不良です。
(5)小脳出血
突然の回転性のめまい、歩行障害が現れ、頭痛や嘔吐がよくみられます。
(1)被殻出血
片麻痺、感覚障害、同名性半盲(両眼とも視野の片側半分が見えなくなる状態)などが主な症状で、進行すると意識障害がみられます。優位半球(通常左半球)の出血の場合では失語症もみられます(図6)。
(2)視床出血
片麻痺、感覚障害は被殻出血と同じですが、感覚障害が優位のことがあります。視床出血では、出血後に視床痛という半身のひどい痛みを伴うことがあります(図7、図8)。
(3)皮質下出血
頭頂葉、側頭葉、前頭葉などの皮質下がよく起こる部位です。症状は、出血する部位に応じて違いますが、軽度から中等度の片麻痺、半盲、失語などがみられます。
(4)橋出血
突然の意識障害、高熱、縮瞳(2mm以下)、呼吸異常、四肢麻痺(ししまひ)などがみられます。大きな橋出血の場合は予後が不良です。
(5)小脳出血
突然の回転性のめまい、歩行障害が現れ、頭痛や嘔吐がよくみられます。
診断;
脳出血は頭部CTにより容易に 確定診断 が可能です。
脳梗塞 では発症後2~3日経過しないと低吸収域( 梗塞巣)が検出されない。
しかし脳出血では発症直後より高吸収域として出血がとらえられます。
症状や経過だけからは脳梗塞 と区別がつかないことも多く、適切な治療を行うためには必ず頭部CTによる診断が必要です。
覚えておきましょう。
癌は急には死にません。
出血は最悪その場で死にますから…