フィニッシュ カイロ 脳身研究所のblog

このブログは元JSC日本カイロプラクティック師協会会長と現九州カイロプラクティック同友会の会長、そして現日本カイロプラクティック徒手医学会副会長である荒木寛志が思いのままにつづるものです。 カイロプラクティック施療についての技法、セミナーについても予告や解説を行います。 皆さんが色々な世界を知って大きな視野を持ち、沢山の人々のお力添えになれれば幸いです。

2014年03月

先日、徒手医学会から提出した論文の査読結果が送られてきました。
 
案の定、訂正の指示だらけ(笑)
指摘には3つあります。
 
①全般的修正希望
②全般的修正要求
③個別修正指摘
 
②の「全般的修正要求」に従わないと、論文は却下! Ψ( ̄_ ̄)Ψ
水の泡(笑)
 
表現は難しい~
というか文章力の欠如( ̄O ̄)
 
去年は忙しかったもんな~
論文だけ集中できる環境が欲しいな~
もでそれでは、食べていけませんから~m(_ _)m
 
今年も取れるか「学会賞」(笑)
 
また暫く論文作成に時間を取られます。
ブログ更新が出来るかいな~?
 


症例:50代 男性 農業
主訴:左頸から左上腕後面にかけての重だるさ。
現病歴:1年前から次第に。
既往歴:4年前に肺気腫と糖尿病予備軍。
     30年前に左足で釘を踏む。
所見:病院のMRIではヘルニアと診断される。
    頚部後屈と左回旋で左頚部下部に痛み。
    Wright’s testは正常。
    左第5肋骨角に吸気障害で圧痛著明。
    夜尿2回。
 
施療
左第5肋骨角リリース
オッディー括約筋の解放
心膜のリリース(軸調整)
頚部のリンパ循環の解放
 
2回目(3日後):
調子がとても良い。しかし昨日動きすぎて左頸部痛。
しかし、良く寝れた。
左下腿の内圧調整。
右肺の中葉、左肺の上葉の:リリース。
硬膜静脈洞の解放
頚部のリンパ循環
 
3回目(4日後)
左上背部(第4肋骨角)がうずく。しかし、左腕は軽いまま。
左第4肋骨角リリース。
胃が挙がっているので調整。
硬膜静脈洞の解放。
CV-4(14回/分)
 
考察
左第45肋骨角付近は4年前の肺気腫の関係があるように思います。
さらに夜間の排尿が2回。
これは心臓と肺との自由な動きが制限されていることが多いですね。
 
頸が乗る土台である胸郭。
それが崩れていると柱(頸)が上手く立ちません。
頸を施療する前に、まずその下にある構造を観てみましょう。
 
1回目の施療直後に腹を着てもらっていると、
「とても汗が出てきた」とビックリされてました。
 
4回目に来られた時に、
患「前回施療翌日に、1日中とても身体がきつくて1日寝てました」
私「で、それからは?」
患「翌日からとても:調子が良くなってます」
 
この方は反応が良いです。
そして施療で変化する身体に感動されます。
こういう方は寛解がとても早いですね!
 
 今日のお勉強~
 
胃の位置の調整(『胃下垂の場合)
 
胃下垂や:裂肛ヘルニアは薬では元の位置には戻りません。
手助けが必要です。
 
横隔膜にある孔に注目してみましょう。
①大静脈裂孔 (T8の高さ)
②食道裂孔 (T10の高さ)
③大動脈孔 (T12の高さ)
 
胃の位置を調整するには①②を使います。
これらの横突起には:圧痛があります。
それと足三里を押しながらやると変化すやすいようです。
 
①食道裂孔のあるT10の左横突起と足三里にタッチ。
タッチだけよりも、ほんの少し強めの方が良いかもしれません。
 
②次に大静脈孔のあるT8の横突起と足三里にタッチ。
 
ほどなくして手を放して打診で胃の位置を確かめましょう。

イメージ 1
図:プロメテウス 良い本です。買いましょう。
 
イメージ 2
 
図:ネッター 良い本です。買いましょう。

中年の女性は兎に角、沢山の愁訴があります。
 
肩こり
腰痛
頭痛
膝関節痛
便秘
生理痛
アレルギー
めまい
高血圧
睡眠障害
冷え
胃痛
肥満
 
この方も例外ではありませんでした。


症例 (8353):40代 女性 看護師 (初診:平成26年2月1日)
主訴:肩こり、腰痛、胃痛、皮膚のかゆみ、高血圧
 
現病歴:
20代から肩こりと胃痛。
35歳で初出産後に左腰痛(現在でも週に1回は痛む。
今年に入り側胸部がかゆい。
血圧は120台/90台 脈拍70~80
 
所見:FFDの手が床に付く。頸と肩は浮腫んでいる感じ。
顔が赤くほてっている感じ。
太っている(141㎝ 61㎏)
という風に、決め手になる検査はありまあせん。
 
施療
骨盤タッチ
右膝窩動脈リコイル
右T3RSにタッチ
 →右足関節底屈制限が解消。
左第5肋骨前後でタッチ
C1、C6が右回旋制限
 →蝶形後頭底リリースで解消。
頚部リンパ循環の施療
 
2回目:3日後
左腰痛は10→4 、側腹部の痒みが無くなった。胃もたれは同じ。
施療翌日、車の運転中に脳が動いた!という。
 →この辺から体質でないことが分かる(笑)
左大腿部の内圧調整。
幽門部リリース
左足関節調整
 
3回目:3日後
胃痛なし。血圧120台/70台という。
S状結腸
右眼静脈
 
5回目:6日後
4回目の施療後には、赤い顔が普通の肌色になっていた。
血圧は安定したまま。胃も痛くない。生理が4日早まった。
右下腿の圧力調整。
心臓軸。
第4チャクラ
左眼球が前後から圧が掛かっている。
 →サザーランドタッチで待つ。
 
考察
5回目の治療以降は、兎に角、身体が軽くて良く動けるようになり疲れないという。
不定愁訴の場合は、何から手を付けていいか分かりませんね。
特定の検査が陽性に出ないケース。
どうします?
 
おかしな所が観れないと無理かな~
単に揉んだりしても寛解しないと思います。
でもこういうケースは多いんですよね。
 
身体にはツボがあります。
主訴、愁訴にもツボがあります。
それを探さないと寛解しません。
 
東洋医学なら、
脉診
舌診
などで分かります。
 →私は観れませんけど( ̄O ̄)
 
通常の診断学、検査学に書かれていない見分け方が必要。
これにはとても時間がかかると思います。
でも、その勉強をやるしかありませんので!

さて、この方、
昨日の9回目の施療時にサザーランドタッチで頭蓋を触って、少し長く観てました。
身体が膨らんだり細くなったり(笑)
 →そう観えただけですよ。実際はそのまま(笑)
 
施療が終わり、
 
私「終わりました、いいですよ~」
患「先生~、今、お腹の上にネコが乗っていたような~?…」
私「ネコが乗ってるように感じました?(…ジェリコか?(笑)」
患「はい、こう上から押されているような…」
私「ああ~施療中に身体が膨らんだり萎んだりしていたもんね~
  明日の朝に痩せてたら良いね~(笑)」
患「ふはぁはぁは(笑)」
 
まあ、痩せていることはないでしょうが、
私が観えたことを感じていたんですね~
 
不思議、不思議。

 ビフォー アフター
 
イメージ 1
 
イメージ 2
 
イメージ 3

おお~
先日書いた
 
筋○祭
 
既に30名申し込み ( ̄[] ̄;)!ホエー!!
 
と言っても現段階は 「筋○関係者」のみ。
 
一般は5月7日からです。
 
毎年似たような内容に感じるようですが、
持った帰るものが違うらしい。
 
受講しているときに、
何やら…
 
ありがとうございますm(_ _)m
 
一般の方へ:
詳細:怪しい治療家学会
 
申込み:一般の方は5月7日からになります。
 
申込メールには下記項目の記載をお願いします!
  1 名前(フルネーム)
  2 住所 
  3 連絡希望メールアドレス
  4 領収書の宛名(要らない方は無しと)
  5 大和主催筋膜祭の参加経験の有無
  6 所属団体がある方は団体名
  7 参加に当たっての希望 
 
 


また捻挫。
 
症例:17歳 女子高校生(7689) バスケットボール部
 
走るのは勿論、しゃがみ、正座も痛みます。
しゃがんでもらおうとすると。
途中で足関節の前面が痛む。
 
通常通りに腓骨と下腿の内圧調整。
 
…変化なし Ψ( ̄∇ ̄)Ψ
おかしいな~
 
良く観ると…
 
あ、横行結腸の左曲に緊張が!
 
そこにタッチさせて、しゃがんでもらうと…
患「あ、楽かも~」
 
左腰方形筋の筋力テストでは 3+(60%)。
 
左曲部にタッチで解放を待ちます。
解放後に
 →筋力テスト正常。
 →しゃがんでも、正座も痛くありません。
 
 
ん~
前回の捻挫は、大腿筋膜張筋でした。
 
今回は腰方形筋。
全て大腸関連。
 
色々と福食物を聴いてみた。
部活の監督から、お菓子・ジュース類は食べたらダメと言われているらしい。
だからお菓子も、ジュースも口に入れない。
 
聴いたら、ヨーグルトを毎日食べているという( ̄O ̄)
多分、それだろうな~
 
高校生にもなると、もう大人の身体。
乳製品に含まれる「乳糖」
 →字は間違えるな!

 
以下、生理学展望より:良い本です。買いましょう。
「面白いことに、大部分の哺乳類では、小腸のラクターゼ活性は出生時高値を示すが成長する間に低下し、成熟後もずっと低い水準にとどまる。ヒトの場合も、多くの人種で同様のことがみられる。ラクターゼ活性が低いとミルクに対する耐容性も低下する(乳糖不耐症)。大部分のヨーロッパ人およびその子孫のアメリカ人は成人になってもラクターゼ活性を保持している。北および西ヨーロッパのけるラクターゼ欠損者の割合は15%程度であるが、黒人、アメリカインディアン、東洋人、地中海地方での割合は70~90%である
 
 
 
まあ、体質というのもありますし、
牛乳、ヨーグルト、チーズ…
乳製品も加工の段階で何が使われているかにもよると思います。
 
従って、
合わない製品は摂取を控える。
合わないメーカーのものは摂取を控える。
 
の方が良いと思いますが。
 
以前、肩が挙がらない(40肩)患者さんのケース。
色々なメーカーの牛乳を飲んでいたのですが、
それを全て持ってきてもらって筋力テストしました。
 
すると、あるメーカーの牛乳だけが筋力弱化!
それを控えさせると肩が挙がるようになりました( ̄O ̄)
 
ということもあるので、断言には注意した方が良いかもしれませんね。


 この学生が帰り際に、
 
患「先生~、コートの特定の所で4人も膝の靱帯を切っています」
私「へぇ~、魔の地帯があるの?」
患「はい、ただ走っているだけなのに…何人も」
私「え!ゲームしている時でないの?!」
患「そうです!だから先生~お塩ください」
私「…お浄めか?」
患「はい!」
 
私の所は研究所。
何でそんなことを頼むの?(笑)

 
 

やっぱり 来た!
 
7月 筋○祭!
 
去年でもう終わりかと思っていたら…
 
師匠が大奮起!
 
イメージ 1
イメージ 2
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
日 時
 平成2676日(日)
 11:1516:00(毎度ですが早期終了の予定あり)
会 場
 ハロー会議室秋葉原2階
  日比谷線秋葉原駅より徒歩2
   JR秋葉原駅より徒歩4
  都営新宿線岩本町駅より徒歩1分
参加費
 新規  25000
 2回目以降  20000
 大和/筋膜会員  15000
申し込み
 申し込みの受付開始日は以下の通りです
  大和・筋膜関係者 414より受付
  上記以外の方   57より受付

 (申し込みはメールにてお願い致します)
  waiyamato@gmail.com
 参加費は当日会場にて頂きます
 
領収書希望の方は申込メールに宛名をご記載下さい
注意点
 ビデオおよび写真の撮影はお断りさせて頂きます。
 ボイスレコーダーの使用は構いません。

 夏のきんま先生セミナーは「室温16°」が基本です
  各自で「防寒」のご用意をお願いします。
 
詳細:怪しい治療家学会
 
申込み:一般の方は5月7日からになります。
 
申込メールには下記項目の記載をお願いします!
  1 名前(フルネーム)
  2 住所 
  3 連絡希望メールアドレス
  4 領収書の宛名(要らない方は無しと)
  5 大和主催筋膜祭の参加経験の有無
  6 所属団体がある方は団体名
  7 参加に当たっての希望 
 

 
 毎年100名ほど参加される、この筋膜セミナー。
 
皆さんが考えている「筋膜」は。
多分、解剖学で習う「筋膜」と思いますが…
 
その筋膜をゴリゴリと伸ばしてリリースするみたいな…
 
まったく違いますので誤解の無いように!
 
内容:
 
①前回の続きの上肢。
②中心置・重心置の説明。
 →何時も来ている人には応用。
 →見方に慣れてる人には、さらに応用を解り易く。
 
③時間に余裕があれば、空間に対する応用。
 →初公開で見せた事が無い方法。
 →一般の方には、この見方を利用した脊柱のやり方。
 
1000年の歴史がある筋○療法。
それは日本に古来から伝わる療法の一部と言われています。
 
今までのセミナー内容を読み返していると、
やっぱり、どえらいことが…書いてあります。
覚えられない…
 
師匠は何気ないように触ってますが…
それを一瞬でやるんですね!
 
いくつもの事を…一瞬で!
 
 
秘伝という武術の技も同じですが、
感覚は言葉では伝わらないもの。
 
つまり、
観えないのである。
 
我々が行っている施療。
大抵の人は西洋医学から入っています。
 
それで色々な症状を寛解させて、感謝されている人も多いはず。
 
でもどうにもならない症状もあります。
 
え?
何で?
 
でも観方を変えると…
あら不思議。
 
患「先生!何で~?!」  ( ̄▽ ̄= ̄▽ ̄)
となります( ̄ー ̄)ニヤリッ
 
 
西洋医学だけで解明されるほど、
人の身体はまだ分かっていません。
 
だから我々がやっている代替療法に流れてきます。
そこで我々のお仕事。
 
でも、変化しない症状に出くわす…
患者さんはどうすればいいのか??
 
我々は日本人の魂があるはず。
そして、その感覚があるはず。
 
でもそれを使っていないように感じます。
 
表現しにくいのですが、
テクニックは存在しません。
 
しかし、誰もが明日から使えるテクニックに集まる。
それも良いでしょうが、
 
根本の思想が違うようです。
 
施療は我々が治すのではありません。
何らかの接触により、
患者さんが勝手に反応して体調が良くなっていくように思います。
 
そのスイッチ(ツボ)がどこにあるのか?
 
鍼灸の世界にも通じるところがありますね。
東洋医学は素晴らしいと感じます。
 
何でそこに鍼やお灸を施療したら症状が寛解するのか?
経絡…観えますか?
でもやっていくしかないですね。
 
一度観たことあります!
鍼を身体に刺さずに、
近づけるだけで身体が激変する瞬間を!
 
ビックリしました!
 
その先生は鍼灸、カイロプラクティック、ヒーリングなど。
色々は領域から身体を観られています。
 
観たら分かるんですね。
ここだ!というところを。
 
寛解するのに理由や説明が必要なのか?
講義でないので、患者さんにとっては、そんなことはどうでも良いこと。
寛解すれば良いだけのはず。
 
 
 
でも東洋医学は鍼灸や漢方だけではないと思います。
 
古来、日本に伝わる療法。
それがあることすらも知らない人は多いはず。
 
でも公開!
 
分からなくても、
その場に居れば…
 
ありがたいことでです m(_ _)m

私は患者さんの症状に対して、
色々な観方で接します。
 
今までやってき主軸は、
カイロプラクティック
神経学
 
結構いけますm(_ _)m
 
でもまったく反応しないケースに出くわすと、
無力さを感じます。
今でも沢山あります。
 
そこで筋○療法
 →いっても初級以下ですけど。
 
出会ったことが天命ならば、
全てに感謝!
 
ありがとうございます。
 
 
 
最後に
この内容と思想は私の個人的なものです。
決して、押しつけではありません!
 
世の中には
色々な素晴らしい先生方がおられますし、
色々な考えがあります。
 
自分の進むべき道は、
ご自分でご判断くださいますように。

  

朝起きるのが辛い。
 
最近、このような学童が多いみたいですね。
たるんでいるのか?
 
そうとは言えません。
でも親は、心配したり、怒ったり…
 
副腎疲労症候群(アドレナル・ファティーグ)
それもありますね!
 
そこで臨床家の先生方に少しヒント。
眼球運動を観てみましょう。
 
大抵のケースで注意欠損があります。
つまり、検査中にペン先を追えない。
 
①ゆっくりとしたペンの動きに付いていけない。
 →キョロッとしたサッケードがおこる。
 →動かない。
 
②速いペンの動きに付いて来れない。
 →動かない。
 →戻ったりする。
 
③左右上下の4方向で注視できない。
 →眼球位置を保持できない。
 
④前庭動眼反射の頭・眼位での筋力テスト弱化。
 →顔を向けた対側に眼を保持するのが出来ない。
 
これらのどれかが出来ません。
というより、大抵の人はどれか出来ません。
 
特に③④をやると分かりやすいです。
 
発達障害などがあると尚更です。


症例(8377):15歳男子 剣道部 (初診平成26年3月6日)
主訴:眼がまぶしい。尿が近い(夜間)。腰痛。
現病歴:去年4月ごろから光がまぶしい。
 中学生になったころから毎晩夜中におしっこに行くようになった。
 去年11月末に練習中に腰をひねり腰痛。
 練習中は剣道の面が右へ傾いている。
 
既往歴:小学4年生の「ころ、自転車で転倒して上前歯を1本折った。
所見
 右上注視(頭位は正面)で筋力テスト弱化。
 胸式呼吸が殆ど出来ない。
 体幹後屈と右側屈で左上腰部痛。
 
施療
右上注視で第1胸椎右横突起をアクティ・ベーター刺激。
左上葉自動力の調整。
心臓軸の調整。
 
2回目:(5日後)
夜間のおしっこに行かなくなった。
朝はすぐに起きて活動できるようになった。
 
右上注視での筋力テスト正常。
右前半規管頭眼位(顔は左下向きで眼は右上)での筋力テスト。
 →1回目は弱化。
 →2回目で正常。
 
左外腹斜筋タッチ。
 →体幹後屈と右側屈で左上腰部痛が激減。
右第3肋骨呼気障害。
 →前後で挟んで解放を待つ。
 →胸式呼吸がかなり出来る。
 
硬膜静脈洞の調整。
CV-4(9回)
 
3回目:(3日後)
夜間尿は良好で一度も行っていない。
椅子に長く座ると腰痛
 →右側屈で右腰痛。
 
対光反射は縮瞳が少し弱いが保持できる。
 →縮瞳して散大しない。
 
広背筋筋力テストは左3+(60%)、右5-(90%)
 →オッディー括約筋の捻じれを修正。
 →筋力テスト正常。
 
硬膜静脈洞の調整。
EV-4(15回)
 
油ものとコーヒー牛乳を少し制限させる。
 →膵臓と広背筋の関係から。
 
考察
①朝起きれない、無気力。
眼を観ましょう。
特に水平よりも上を観れないケース。
 
前半規管の問題もありますが、
眼が上を観れないという状況は何?
 
姿勢で観察すると要は「うつむき加減」ですね。
自信がない場合、
活動力がない場合。
 
そうなるでしょ。
 
眼が上を向けない状態が継続すると、
脳もその活動が起こらなくなってきます。
 →脳機能の低下。
 
脳は生きているなら覚醒。
そうでないなら昏睡。
 
動物である人間は起きているときは覚醒していないといけない。
無気力の場合は十分に覚醒していない部位がある。
 
眼からの情報で施療部位を決める。
ある意味では簡単。
 
②頭位
剣道の練習や試合で、相手がいると頭が右へ傾く。
この子の眼は右上に十分向けない。
だから顔を右上に向けると正面の相手に焦点が合う。
 →右前半規管が弱いので、同側の右後半規管を使って補う。
 →この意味は少し難しいかな?
 
先日の試合では綺麗に正面だったそうで、
周りの父兄から
「どうなったの~」と言われたそうです。
 
 
③夜尿
上気道抵抗症候群と夜尿症(おねしょ)との関係。
これは以前ブログに書きました。
 
この子のケースは外傷によるものと思います。
小学4年生のころに転棟して前歯を折っています。
 
外傷では大抵がその瞬間にビックリして、
横隔膜や肋間筋などの呼吸筋が瞬間的にロックします。
 
この子の場合も4年生までは運動では記録を持っているほど優秀だったそうです。
でも外傷後、夜尿が週に2回。
 
中学生になると気力が落ちてきて運動能力も低下。
更に毎晩おしっこに起きるようになりました。
 
何でそうなったのか?
本人も辛いでしょうね。
そして親も心配です。
 
夜尿やおねしょは、理由があります。
 
まず外傷の有無を調べ、
胸郭の状態を観ることです。
 

 
イメージ 1
 
イメージ 2

↑このページのトップヘ