フィニッシュ カイロ 脳身研究所のblog

このブログは元JSC日本カイロプラクティック師協会会長と現九州カイロプラクティック同友会の会長、そして現日本カイロプラクティック徒手医学会副会長である荒木寛志が思いのままにつづるものです。 カイロプラクティック施療についての技法、セミナーについても予告や解説を行います。 皆さんが色々な世界を知って大きな視野を持ち、沢山の人々のお力添えになれれば幸いです。

2017年08月

8月8日にアップした記事の続報です。

1回目で20年ぐらい曲がらなかった指が曲がり、
箸も使えるようになりました。
手掌の発赤も取れました。

後は歩行。
4年前に両脚が痛み出し、次第に歩行困難(杖必要)
その1年後に脊柱管狭窄症で手術。
 →しかし、両足関節の背屈、底屈が不能。

足を着いても、両趾が全部反ってます。
趾を使わず、足底だけで歩いている状態。


2回目(3日後)
座位で足関節の底屈・背屈の促通法。
 →川平法みたいな感じ。https://www.youtube.com/watch?v=5fvokGEgfO8
 →これで左;側は自動背屈がある程度出来るようになりました。

星状神経節タッチ。
橈骨動脈、手掌動脈リコイル。
腰部の手術痕リリース。
大腿部を前後で把握して筋間中隔のリリース。

施療後
患「あっ!趾が着いている。歩ける!杖無しで歩ける!」
と叫ぶ(笑)

とは言ってもまだ危ないので杖を付くように指示。

趾が床に着いています ↓

イメージ 1


3回目(2日後)
施療翌日は腰痛があったが本日は消失。

腰部手術痕リリース。
座位で足関節の底屈・背屈の促通法。
星状神経節タッチ。

再度、座位で足関節の底屈・背屈の促通法。
 →これで右足関節が少し背屈出来るようになりました。

考察:
長年の指の硬縮は星状神経節(交感神経)で寛解したけど、
何が原因だったのかな?

鞭打ちになると、
上位頸部の神経から「C線維が発芽する」というのは、
故 檜学先生が発見されていました。

それを知っていたから、
星状神経節にアプローチしたんだけど、
ここは下神経節になりますよね。

上神経節にアプローチしたらもっと効いたかも。

交感神経節は3つあるので、
一番流れの悪い所をやってます。
神経支配領域には関係無しです<(_ _)>

その後ですが…
来院されなくなりました( ̄0 ̄)

どこまでを希望されていたのか、
私としたらもう少し歩く動作が良くなれば、
生活が楽になるだろうとは思っていました。

でも患者さんの都合は分かりません。
娘さんが連れて来ていたし、
色々とご都合があるのでしょう。

劇的に寛解して行くのに、
途中で来なくなる人。

何10年も変化が無いのに、
毎週来る人。
 →案外と多いです<(_ _)>

患者さんの気持ちは分からないです<(_ _)>
お越しになれば観せて頂くだけで良いのかも。



来る11月11・12日
JSC 日本カイロプラクティックセミナーが大阪(梅田)で開催されます!

テーマは
温故知新
カイロプラクターの想いをつなぐ!
過去・現在・未来

今回、実行委員長の「柳 永善 先生」の人脈で、
素晴らしい講師の先生方をお招きすることが出来ました!

基調講演 「中川 貴雄 先生」
 (なぜモーションパルペイションなのか?)

教育講座 「金 安明 先生」
(禁忌症講座:除外診断 !脳血管障害と椎骨動脈解離)

臨床基礎講座 「辻本 善光 先生」
(古典的カイロプラクティックと現代カイロプラクティックにおけるカイロプラクターの役割)

臨床応用講座 「高橋  克典 先生」
(温故知新 今あえてアジャストを語る)


飛行機の早割が発売されていますので、
参加希望の方はお早めにチケットをお取りください。



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お盆前の11日に定員残り3名とお伝えしましたが、

満員となりました!

ありがとうございます。
後はキャンセル待ちです<(_ _)>

急性期の腰痛。
腹臥位や背臥位で施療を行うには、
患者さんの負担が大きく、
仮に施療が上手く行ったと思っても、
起き上がる時に再発((+_+))

座位である程度行った方が良いと思います。


資料を作っていたら、
多すぎますね( ̄0 ̄)

今回はCCRもあるし。
考える力を養いましょう(^O^)/


来る
10月1日(日)
埼玉で恒例のセミナーを行います。

と言っても、
募集は後、3名だけですけど( ̄0 ̄)

以下は主催者の峯崎先生からのご連絡です。


~荒木 寛志セミナー 脊柱編について~
 
 年3回のペースで開催させて頂いている、荒木先生のセミナー。
 
次回のテーマは、脊柱になります。荒木先生から、座位で行える脊柱の治療法。また、椎間板ヘルニアの急性期における対応のポイント、腰痛に関連しやすい内臓などについて、ご教授頂ける予定です。
 
関東で荒木先生の教えを受けられる、貴重な機会となりますので、ふるってご参加ください。
 
①テーマ「荒木寛志の臨床~脊柱編~、CCR(予定)」
 
②日時:2017年10月1日(日曜日)9時40~16時50分
 
③会場:北本市中央公民館第一・二会議室
 
④受講費:12000円
 
⑤定員:28名(残り3名
 
参加希望の方は、①参加されるセミナー②氏名③所属④連絡先を明記の上、
峯崎のアドレス(gi55623@kf7.so-net.ne.jp
までご連絡下さい。お待ちしています。
 
脊柱は、
関節問題では脚を使って検査します。
要は、前屈・後屈の変位が分かります。

多くは、
筋肉、靭帯、内臓のアプローチで寛解します。

特に今回は、
腰痛を惹起する内臓に対して、
カウンター・ストレインで緊張を解放させる、
アドバンスのテクニックを加えます。

椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症が原因での
腰痛は稀です。

病名と症状はかけ離れている時が多いです。
我々は検査で疾患の病名を付ける仕事ではありません。
我々は現場の仕事です。

学校で習った本書いてあるような筋書きは、
通用しません。

手術は麻痺が起ったら考えるべきものです。
我々が出来る範囲でお手伝い出来るように、
検査と手技を高めて行きましょう。


CCRもありますので、
参加者の皆さんは、
症例を持って来てください。

難治性や寛解しないケースなどが良いですね。
皆さんと一緒に、その問題を解決できれば良いと思います。

詳しくは峯崎先生へメールして下さい。



8月3日からPCメールの送受信が出来なくなり、
Yahooメールで補うも、
それも調子が悪くなり、

今朝、4時頃に、
4日前にテストで送った私宛のメールが、
いきなり受信箱に!

観るとメールが200件以上も来ていた(笑)
殆どがFBや店舗からのメールだけど。

8月1日に世話を掛けている「ふーちゃん」から、
「以前、会長が興味のあった本がオヤフクに出ています!」と。

早速落札したら、
掲示してある最高値でボタンを押していた( ̄0 ̄)
日に日に値上がりして、
昨日の最終日には2万円越え~(@_@;)

でも一応はタイム終了の時間まで観ようと、
時間の画面を出しておいたら、
終了時間を超えても、まだ時計はカウントされている??

実際は22:30ぐらいが終了時間なのに、
まだ1時間以上も残っている??

1時間ほど経って観ると、
まだ22分残っている??

はてと思い、
オークション画面を開けると、
「このオークションは終わりました」と!( 一一)

なんじゃろか。

教えてくれたふーちゃんに、
FBに状況説明しようとコメントを打ち、
エンターのボタンを押すも、送信できない。

調べると、送信できない問い合わせが結構ありましたね。
でも解決法が分からず、放置( ̄0 ̄)

ふーちゃん、
ありがとうね~
買えませんでした。
というより、
高すぎたよ( ̄0 ̄)

症例:70代 女性 (9107) 平成29年8月1日初診
主訴:両手のしびれ、頸の痛み、歩くのがきつい
現病歴:22年前に交通事故に会い、頸部痛が起り、次第に両手が痺れるようになった。
 4年前に両脚が痛み出し、次第に歩行困難(杖必要)
 左肩関節の可動性低下。

所見:上肢の深部反射は正常、下肢は消失
 両足関節の背屈、底屈が不能。
 両指が屈曲位だがその以上の屈曲が不能。
 両手袋状に赤くなり、夜間痛があり寝れない。

施療:
星状神経節にタッチ。
 →20秒ほどで指先にジーンとするという。

私:「指曲げてみて」
患:「あら?少し曲がる」
私:「観ながら曲げてみて」
患:「あ~、だいぶん曲がってきた」


初診時に施療前の指の形を取り忘れたため、
2回目の時に初診時の状態を再現して撮ったもの ↓

イメージ 1



これが2回目の施療後。
1回目と同じぐらいの状態です↓

イメージ 2

20年ほど指が曲がらず、
スプーンをどうにかして持ち、
食事していたそうです。

2回目の来院時には、
①箸が持てるようになった。
②赤みが取れた。
③痛みが無くなったので寝れるようになった。

頸部痛に関して、
これは肺(胸膜)と中頸腱膜の問題。
頸部を使って胸膜のカウンター。

これで頸部痛消失。
左肩関節ROM向上。

考察
これは頸椎(頚神経)の問題ではなく。
交感神経の興奮状態だと思います。

そう
「複合性局所疼痛症候群(CPRS)」
が考えられます。


私のセミナーに参加した先生方には教えました。
6月のJSC西日本支部セミナーで教えた方法です。

凄く効果があります!

歩行不良の脚は2回目に行いました。
また書きますね。


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