フィニッシュ カイロ 脳身研究所のblog

このブログは元JSC日本カイロプラクティック師協会会長と現九州カイロプラクティック同友会の会長、そして現日本カイロプラクティック徒手医学会副会長である荒木寛志が思いのままにつづるものです。 カイロプラクティック施療についての技法、セミナーについても予告や解説を行います。 皆さんが色々な世界を知って大きな視野を持ち、沢山の人々のお力添えになれれば幸いです。

2021年02月

手術痕へのアプローチは大事であることは、以前から書いてます。

今回もそうなんですが、明らかな手術痕ではなく、
痕跡も綺麗なケースであったレアなケースです。
カルテを見てみると、平成27年6月から右腰部がジンジンするとの事で来院されてます。
毎年、5~6回施療して回復。
その繰り返しでした。


症例:50代女性 7793 (令和3年2月4日 再診)

主訴:右腰臀部がジンジンする。
現病歴:ズボンを各動作と掃除機掛ける時に痛む。
既往歴:平成26年1月に子宮頸がんオペ(内視鏡手術の痕跡4カ所)
所見:立位前屈で痛む。足のサイズ(かかとから母趾まで)が右が長い。

施療:座位で右第5腸腰靭帯。
タランチュラ。→明日のサイズが整う。
右L5神経を前後でタッチ。

四つん這いで右錐体筋リリース。
 →痛みが半減。

更に腹部をよく観ると、何だか右下腹部に抵抗を感じます。
手術歴を思いでして、許可を得て手術痕を再確認。
7年前の内視鏡手術なので、痕跡も固くなく、シミみたいな薄い跡でした。

そこをリリースすると、チクチクするとの事。
ほう、こんな綺麗な表面であっても、奥では組織が絡んでいるのか?と感じました。
リリース後に前屈させると10→2でした。

考察
2回目(5日後)には、痛みは10→1となり、とても楽であるとの事。
足のサイズも整ってました。

まあしかし、綺麗であっても奥は違うんですね。
改めて手術痕の大事さを学習しました。

完。

患者さんの主訴には色々あります。

今回は以下です。

症例:20代女性 (0046)令和3年1月8日初診
主訴:顎関節症、時計が壊れる、ICチップが錆びる、金属アレルギーなど他にも多数。
現病歴:2か月前から朝から顎が開かない。右のクリック音あり。
 中学3年生の時から時計が壊れ始めた。
 大学の時にピアスの穴を耳に開けたら化膿した。

施療
距骨を持ってタランチュラ。
右蝶形骨S→Iへの抵抗を解除。
右下3番歯にエネルギータッチ。
心臓軸の調整。
鼻タッチ。

2回目:8日後
1回目の施療では効果なし。
時計の秒針が止まるとの事。
顎は1回開くと痛みが無くなるようになった。
しかしクリック音はある。

タランチュラ。
左外側翼突筋リリース。
電磁波除去。
 →ボールペンの後ろで後頭下から視床に向けてカチカチと10回ほど。
 →振動とベクトルをちゃんと視床で止めないといけません。

考察
3回目の時にはまだ時計を買いなおしていなかったので、壊れるかどうかは分かりませんでした。
しかし、4回目の時に「時計は狂っていません」との事でした。
電磁波の影響だったのかもしれませんね。

電磁波の影響を受けているかどうかの検査は、
スマホを持たせて筋力テストをやり、弱化したら陽性と判断しています。

顎関節はクリック音だけ残っており、右胸鎖乳突筋の緊張があったので、
右鎖骨の皮膚をサラッと足方に軽くなぞると、クリック音が消失。
  →この皮膚のなぞりですが、これで本当に良いのか?と思うぐらい軽くやります。
  →すると、軽い緊張なら瞬時に、緊張が強いものでも3~5秒ぐらいで消失します。






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