床に座ってから立てない。
時々聴く症状です。
つまり、
座った状態から片膝を立ててから、立ち上がる動きです。
こういう場合、どう観るか?
立てた側の足(脚)の問題なのか?
対側の足(脚)の問題なのか?
大腿部の筋力が弱いのか?
足関節の問題なのか?
→では右左どっち側?
症例:70代女性 (5749)令和4年7月5日 再診
主訴:床に座ってから右膝を立ててから立てない。左膝を立ててからは立てる。
現病歴:去年の12月頃から。
所見:左腸骨筋筋力70%、 左側大殿筋筋力70%
左股関節屈曲・内旋・内転で鼠径部痛。
腹部大動脈左凸。脊柱左凸。立位腰部伸展ROM↓(疼痛なし)
施術:
伏臥位で空間から脊柱の調整。
→大殿筋力正常になる。
腹部大動脈を左→右へリコイル。
腎動脈から下肢の動脈まで循環調整。
→硬い動脈を優しく伸張させる。
側臥位にして肩関節と股関節の調整。
→タッチのみ。
→万歳で左短上肢-2cmが正常となる。
→左側大殿筋筋力も正常となる。
施術後
私:立ってみて。
患:あ、立てた!(笑)
考察:
最初の検査時に、右膝を立ててから立てないので、
左足(趾)で床をしっかりと押しているか?と尋ねたら、
押せていないという。
つまり、左足(脚)がしっかりと固定されていない状態みたいです。
体幹(四肢)のバランスをとったら、弱化していた腸骨筋が正常になった。
これで、左足(脚)の踏ん張りが出来て、立てるようになったのだと思います。
立てている側の足(脚)が弱っているように思えますが、
これが間違い。
腸骨筋の機能は、股関節屈曲と外旋ですが、
大腰筋と強調して脊柱の屈曲・伸展にも関与しているのかもしれません。
文献などには色々と書かれている様ですが、単独に筋力を調査した研究よりも、
全体的な動きに対して、どのように加担しているかを調べることが必要のように感じます。
しかし、利き手と利き足があるように、
左右均等というのも不均衡のようにも感じます。
動きには全体のバランスが大事です。
完。
時々聴く症状です。
つまり、
座った状態から片膝を立ててから、立ち上がる動きです。
こういう場合、どう観るか?
立てた側の足(脚)の問題なのか?
対側の足(脚)の問題なのか?
大腿部の筋力が弱いのか?
足関節の問題なのか?
→では右左どっち側?
症例:70代女性 (5749)令和4年7月5日 再診
主訴:床に座ってから右膝を立ててから立てない。左膝を立ててからは立てる。
現病歴:去年の12月頃から。
所見:左腸骨筋筋力70%、 左側大殿筋筋力70%
左股関節屈曲・内旋・内転で鼠径部痛。
腹部大動脈左凸。脊柱左凸。立位腰部伸展ROM↓(疼痛なし)
施術:
伏臥位で空間から脊柱の調整。
→大殿筋力正常になる。
腹部大動脈を左→右へリコイル。
腎動脈から下肢の動脈まで循環調整。
→硬い動脈を優しく伸張させる。
側臥位にして肩関節と股関節の調整。
→タッチのみ。
→万歳で左短上肢-2cmが正常となる。
→左側大殿筋筋力も正常となる。
施術後
私:立ってみて。
患:あ、立てた!(笑)
考察:
最初の検査時に、右膝を立ててから立てないので、
左足(趾)で床をしっかりと押しているか?と尋ねたら、
押せていないという。
つまり、左足(脚)がしっかりと固定されていない状態みたいです。
体幹(四肢)のバランスをとったら、弱化していた腸骨筋が正常になった。
これで、左足(脚)の踏ん張りが出来て、立てるようになったのだと思います。
立てている側の足(脚)が弱っているように思えますが、
これが間違い。
腸骨筋の機能は、股関節屈曲と外旋ですが、
大腰筋と強調して脊柱の屈曲・伸展にも関与しているのかもしれません。
文献などには色々と書かれている様ですが、単独に筋力を調査した研究よりも、
全体的な動きに対して、どのように加担しているかを調べることが必要のように感じます。
しかし、利き手と利き足があるように、
左右均等というのも不均衡のようにも感じます。
動きには全体のバランスが大事です。
完。