野球でのデッドボールは良くあること。

先日の日本カイロプラクティック徒手医学会 学術大会でも紹介した大学生。
打率は4~5割を3年間維持し、2期連続でベストナインに選ばれた。

先日、右足にデッドボールを受けたと来院。

右足の舟状骨周囲2か所に圧痛。
1か所はタランチュラ(距骨)で!
もう1か所は、大腿骨遠位端を外旋して、脛骨近位端を内旋でほぼ消失。

打率には眼が欠かせないので、
後頭下筋群を調べると、大小後頭直筋に圧痛。
これは、九州カイロプラクティック同友会の例会で紹介した技法を使う。

環椎からの小後頭直筋は、
通常、前頭骨の縫合部(新生児の痕跡)の捻じれをリリースするとOKです。

軸椎からの大後頭直筋は、
通常、矢状縫合の捻じれをリリースするとOKです。

他には、
圧痛のある個々の筋を軽く押すと、
その1点から頭部へ向かう「痛みのライン」が走ります。
その頭蓋骨の1点にタッチしていると圧痛と硬結が消失します。


そして、
肝心な「あぐらでの膝窩の痛み」です。

膝窩にある「足底筋」をカウンター。
 →取れません!

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図:ネッターより
良い本です。買いましょう。



下腿部を観る( 一一)
あ~前脛骨筋だわ!

仰臥位で膝を立てて、
①足底筋にタッチ。
②距骨にタッチ(タランチュラ技法)。

この2点で、下腿骨間膜の捻じれを修正しますと、
前脛骨筋の緊張が消失して、
あぐらも痛くなくなりましたm(__)m

痛い部位だけ施療して、
結果が良くなることもありますが、

このように、
痛い部位の近くだけをアプローチしても、
全く効果のないことが多々あります。

徒手医学会でのテーマにもあるように、
コンティニアム(連続性)も必要ですね。

下腿の筋の横断面

図:ネッターより
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