痛みで鎮痛剤を服用する方がいらっしゃいます。

良いとは思えなくても、痛みには勝てないし、
不安もつのります。

今回は1年前から1日4回鎮痛剤を服用している方の症例です。


症例:40代 女性 障害施設とコンビニの仕事 (9632)
主訴:右肩と右肘の痛み。頭痛。右顎関節痛。

現病歴:1年前から右肩関節と肘関節痛(安静時痛あり)。
 20代からの頭痛(こめかみ)と項部痛。
 高校生の時に右股関節の弾発となり、現在もある。

所見:
 肩関節と肘関節の可動性には問題なし。
 SLRは右50度、左60度。
 開口時にクリックと疼痛あり。
 仰臥位で右下肢を内旋すると「ゴクッ」と股関節の大腿骨が前外方に浮かび上がる(痛みは無い)。
 右中殿筋筋力70%
 

施療
座位で骨盤調整。
両四肢の関節の調整。
 →両SLRが80度程になる。
 →右中殿筋筋力OK。弾発股消失。

右縦郭の調整。
 →右上肢の斜め長軸牽引のロックが解消。

左前頭骨タッチ。
 →C1右回旋FIXが解消。

蝶形後頭底結合の調整。
 →開口時の疼痛消失。

施療後、顔の表情が明るくなりました。

2回目(5日後)
顔の表情が更に明るくなっていました。
前回の施療後から今日まで、鎮痛剤を2錠しか飲んでいない。
しかし、右肩と肘は痛むという。
開口痛はなし。
右中殿筋筋力は正常のままで、長年の弾発股は消失していた。

四肢の調整。
硬膜静脈洞の解放。

問題の右肩関節と右肘を可動検査しても、痛みは無い( ̄0 ̄)
 →どうやら、肉体的な問題ではなさそうです。

脳内を観ると左帯状回に抵抗がある。
 →頭蓋調整。

考察
1年間、1日4錠は結構身体を壊すように思います。
長い人では20年、30年と飲み続けている方にも遭遇します。

ご本人によると、
「これまで多くのお金をつぎ込んで、病院とほかの医療機関を駆け巡り、
今までが何だったのか?」と。

初診時にチャクラを観ると、第2、4、5、6、7に元気がない。
この様に複数のチャクラの流れが悪いケースでは、
兎に角、エネルギー不足を感じます。

聞くと、体温35度台です。
この様な人は、決まって水を飲みたがりません。
身体の70%以上は水分なので、水は必要です。

しかし、お茶などの水分とは違います。
「水」なんです。

筋力テストで弱化があっても、水を飲むだけで筋力は上がります。
経験では、500㏄ の水を8ヵ月ほど飲み続けると、体温が上がるようです。

弾発股は中殿筋の弱化が問題だったようです。

2つのお仕事を掛け持ち、相当なストレスがあるとのこと。
これから更に深層な問題を観ることになるかと思います。

脳内疲労は、かなりの方に見受けられます。