ここ数年、眼についての施療効果を書いてます。

ある日、身体だけの問題ではないというケースを体験しましたので、報告致します。


症例:高校生 男子 (9694) 令和1年12月22日(初診) 
主訴:体の力が入らない。 直ぐに疲れる。

現病歴:同年11月16日に父と相撲をとったら力が全く入らなかった。
 現在は自転車もこげないので学校を休んでいる。

所見:某大学病院で1週間検査入院 →異常なしの原因不明。
 握力は以前は70㎏だったが、現在は右24㎏、左26㎏。
 第3チャクラに違和感。
 右大腿筋膜張筋、右外腹斜筋力50%。
 両側の大殿筋力40%

施療
距骨調整(タランチュラ)
上行結腸、S状結腸調整 →右大腿筋膜張筋、右外腹斜筋力正常になる。
脳硬膜静脈洞、蝶形後頭底結合の調整。

メジャーで視運動検査を行う。
 → 左→右で眼球が右へ寄って行く。

ペンで活動性眼球運動検査(H検査)
 →全ての方向で止まらない(次の方向への変換が出来ない)。
 →特に左→右で活動性が悪くサッケードを起こす。
 →10回ほど行うと出来るようになった。
 →両側の大殿筋力40%→90%になる。

ちらっと眼に入った「メガネ」が気になる。
私:このメガネいつから使っている?
患:力が入らなくなった1週間前からです。

メガネ全体を見回すと、片側のフレームにエネルギー不足を感じる。
 →フレームを触ってもらい筋力テストで弱化します。
 →フレームのエネルギー調整。
 →再度、フレームを触ってもらい筋力テストで弱化しません。


前方の「霧のカーテン」を数か所消す。
 →論文では「認識できない空間場」としています。

握力:右54㎏、左45㎏。


2回目(1週間後)
自転車に乗れて学校に行けるようになった。
左上への注視保持がきつい。
左前半器官頭眼位で筋力低下する。
メジャーで視運動検査を行う。
 → 左→右で眼球が今度は左へ寄って行く。

脳硬膜静脈洞の調整。
左膝蓋腱と上腕二頭筋腱を打腱器で叩打。
 →上記の左前半器官頭眼位で筋力低下はなくなり、メジャーで視運動検査も正常。


考察
恐らく、エネルギーが変なメガネを掛けたための「脳疲労」のように思えます。
頭部顔面の片側だけ難治性の問題があるケースでは観た方が良いかもしれません。

過去に、施療後翌日に「左腕が痛くてたまらない」との連絡を受けたことがあります。
変だな~と思い、その方をFBで検索すると、左手関節に「パワーストーン」を巻いてました。
観ると、案の定、エネルギーが変。
パワーストーンを外すように指示して連絡を待つ。
ほどなく、「痛みが引きました」と。
患:このパワーストーンは昨日友人から頂いたもの。はめない方が良いですか?
私:エネルギー調整しておきますから大丈夫です。

この件があってから、パワーストーンやメガネなど、皮膚に接触する物のエネルギーを観るようになりました。

この2例は極端な例ですが、案外と多いです。

皮膚は「第3の脳」と言われます。
感じる人は影響を受けやすいのかもしれません。

病院で検査をしても異常無し。
このタイプは我々徒手療法家が何かしら力になるかもしれません。


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