フィニッシュ カイロ 脳身研究所のblog

このブログは元JSC日本カイロプラクティック師協会会長と現九州カイロプラクティック同友会の会長、そして現日本カイロプラクティック徒手医学会副会長である荒木寛志が思いのままにつづるものです。 カイロプラクティック施療についての技法、セミナーについても予告や解説を行います。 皆さんが色々な世界を知って大きな視野を持ち、沢山の人々のお力添えになれれば幸いです。

発生学

発生学でもう1つ気になっていたが「脳神経」

これは末梢神経に分類されて、12対あるのですが…
何の順番??

発生する順番のように思っていました!
結果から言うと「分からない」らしいですm(_ _)m

発芽が起こったり、
核が形成されたり、

色々とあって、基準が分からないです。

生きるためには食べないといけません。
眼が無くても、栄養を入れるため口を開ける。

なら、口周りの神経が先に発生するのかね?

舌咽神経
舌下神経

これらは番号では後ろです( ̄O ̄)

調べたら、
「発生第4週までに12対の脳神経全ての核が存在している」らしい。

私が知りたいのは、その発生の順番(¬_¬)
抜けております。

脳神経が発生する脳の領域が違うんですね。

嗅神経:終脳
視神経:間脳
動眼神経:中脳
滑車神経:後脳
三叉神経:後脳
外転神経:後脳
顔面神経:後脳
内耳神経:後脳
舌咽神経:髄脳
迷走神経:髄脳
副神経:髄脳
舌下神経:髄脳


それと、出てくるのが「鰓弓」
これは頭頸部の発生に大事な領域。
これは発生第4~5週で出現します。

イメージ 1

図:ネッター
良い本です。買いましょう。

改めて、考えます。

脳神経は全てが末梢神経ではないとのこと。

嗅神経:
嗅上皮の感覚細胞の突起であり、嗅神経は最終的には約20本の嗅糸にまとまる細線維の叢であって、本来は嗅細胞自身の中枢性突起である。

視神経:
脳の一部である。視神経は発生的には中枢神経系の一部と見なされる網膜の神経節細胞の軸索であるから、内側毛帯などと同じ中枢神経系の線維系である。

舌下神経:
比較解剖学的には脊髄神経である。舌下神経は、脊髄神経の頭側の3本が一体となって頭蓋内に取り込まれたものである。



更に、
①特殊感覚のみ
嗅神経
視神経
内耳(前庭蝸牛)神経

②運動神経のみ
滑車神経
外転神経
舌下神経

③脊髄神経と同様に混合した神経。
三叉神経
顔面神経
舌咽神経
迷走神経

④一般内臓遠心性神経(運動神経も含む)
動眼神経 →瞳孔括約筋・毛様体筋の制御

⑤鰓(特殊内臓性遠心性線維)
副神経 →喉頭の横紋筋の制御

詳細は専門書に書かれていますが、ややこしいです。






9月5・6日は横浜で「形態学講座」を受けてまいりました。

これはいわゆる「発生学」のセミナーです。
今回で3回目。
内容は「消化器系と呼吸器系」でした。

この2つはとても大事ですね!
特に内臓の発生で行われる「回転」に興味がありました。

口から肛門までの1本の管から、臓器が発生して行きます。


イメージ 1

図:生命形態学序説
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上図のように腸管が回転して捻じれます。


胃の回転

縦軸(Y軸)回りに時計回りに90度回転します。
これは頭方から観てますね(¬_¬)
その後、腹側(Z軸)から観ても時計回りです。

発生の第4週から前腸から胃が出現してきます。
その数週間後に変化してきます。
これは胃壁の成長率が各部位で異なるからだそうです。

胃を支配する迷走神経ですが、
はじめ左側にあった迷走神経は回転のために前壁を支配する形になります。
右側は後壁の支配になります。


イメージ 2

図:ラングマン人体発生学
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腸の回転
まず前方から観て、反時計回りに90度回転します。
この回転軸は「上腸間膜動脈」なので、
前後軸(X軸)で観てますね(¬_¬)

その後(3か月齢)で空腸が腹腔の左上部を占め、
回腸が徐々に腹腔の左半を占める。
この回転は前方から観て180度回転します。

合計で270度反時計回りの回転


イメージ 3

図:ラングマン人体発生学
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イメージ 5


図:スネル臨床発生学
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イメージ 4

図:内臓マニピュレーション
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ん?
これは前後軸で時計回りじゃ Ψ( ̄∇ ̄)Ψ
どう解釈したら良いのか…?



腸には、前腸、中腸、後腸と区別されています。

前腸:食道から胃、近位十二指腸まで。

中腸:総胆管開口部から横行結腸近位2/3と遠位1/3の境界まで。

後腸:横行結腸遠位1/3から肛門の上部まで。


しかし、何で、
縦軸でみたり前後軸でみたりして回転方向を決めているのかな?


7月28日にアップした幸田セミナーの事。

守屋先生がご自分のブログに詳しく書いて頂いてましたm(_ _)m
題目は「奇妙な体験」 m(_ _)m

若い人は知らないかもしれませんが、
守屋徹先生は日本のカイロプラクティック界において重鎮。
知らない人はいないほどです。

また、徒手医学会でも長年編集長としてご尽力頂き、
多大なるご指導も受ける事が出来ました。

とても紳士な先生で、
且つ、無限大の学識をお持ちですm(_ _)m

そのセミナー時に、
守屋先生がモデルになられました。

そして、幸田先生から強制的に、
「では荒木先生、治療してください」と Ψ( ̄∇ ̄)Ψ

皆さんもご経験はあるかと思いますが、
偉い先生の身体を触る事の怖さ(笑)

それも施療するという事の重大性( ̄^ ̄)
「あの~出来ません」とも言えず…

触ったらブログの通り ( ̄[] ̄;)!ホエー!!
守屋先生はとても過分な評価の内容で書いて頂きましたm(_ _)m


身体に触ると何かしら事象が起こります。
 →触らないでも起こりますけど。

「干渉」が起こるという事は、相手の状態も関係すると思います。

臨床でも、
反応する人、しない人。

反応しないと焦りますね。
結果が出るまで触りまくる…。

過剰な接触は…壊れます(≧д≦)

だから、経験から、
「これで終わり」という判断が必要。

守屋先生のブログに書かれていました。
「もう少し待ってもよかったのかな」

これです!

私にはまだつかめなかった感覚。
守屋先生は受けながら感じておられましたm(_ _)m

やはり、上手な先生は凄いな~
でもとても勉強になりました(´∀`)♪

「あの瞬間から、もう少し」か!

「干渉」の事も分からずやっていました。
ネットで調べても理解不能~ Ψ( ̄∇ ̄)Ψ

量子理論で感覚を掴むことも必要かも。

今回の顎口腔系の幸田セミナー。
4回シリーズで学びました。

食べる事。
そして
出す事。

生きるためには何が必要か?

空気は必要。
でもそれだけでは生きて行けない。

食事や飲み物も必要ですね。
でも、それを消化・吸収する器官が必要。

それらはどんな仕組み?

発生学から知る必要があると思います。

そのセミナーがございます\(^o^)/

講師の後藤先生は、
解剖学の「三木成夫先生」の教室で学ばれた先生!

私も2度、後藤先生のセミナーを受講しています。



形態学講座
 
講師:後藤仁敏先生(鶴見大学名誉教授)
日程:平成2795日(土)、6日(日)
予定タイムスケジュール 


95
1030 受付
11:0012:30 第1コマ〚消化・呼吸系の構成〛
12:3013:30 昼食休憩
13:3015:00 第2コマ〚消化系の発生〛
15:0015:20 休憩
15:2016:50 3コマ〚消化系の進化〛
 
96
910 受付
9:3011:00 第4コマ〚呼吸系の発生〛
11:0011:20 休憩
11:2012:50 第5コマ〚呼吸系の進化〛
12:5014:30 昼食休憩
14:3016:00 質疑応答


参考文献:ラングマン人体発生学10


 


場所:ウィリング横浜 横浜市港南区上大岡西1-6-1 ゆめおおおかオフィスタワー内


501研修室



 


参加費:2日参加…18,000円(早割;610日までにお振込完了の場合は17,000円)


    1日参加…10,000円(早割;610日までにお振込完了の場合は9,000円)


地方割(1日分);愛知、大阪、京都、兵庫…500円引、 岡山、広島、四国、九州…1,000円引


 


お支払方法:お申込み受付後、お振込み先口座を連絡いたしますので、お振込みによるお支払いをお願いいたします。


 


キャンセル及び申込み者変更について:開催日から起算して2週間前までにキャンセルのご連絡をいただいた場合は、振込手数料を引いてご返金致します。2週間を越えますと20%と振込手数料、前日以降は半額と返金手数料を引いてのご返金となります。


キャンセルされる場合はお振込先の銀行口座をご指定ください。


急にご参加できなくなった場合など、他の方へご自身のお席をお譲りいただくことは可能です。その場合は下記の連絡先にご連絡ください。


 


お申込み・お問い合わせ:参加ご希望の方は、当日の連絡先と最寄駅(地方割希望の方のみ)をお知らせの上、原初研究会までご連絡ください。


メール;spiralformation@yahoo.co.jp
  


電話;070-6985-9010


 


宜しくお願い申し上げます。








6・7日と横浜に「発生学セミナー」を受講して来ました。
 
横浜のPTである美帆先生「後藤仁敏先生」に直談判!
それで今回のセミナーが実現しました(  ̄▽ ̄)
 →美帆ちゃんありがとうね~(^o^)/
 
発生学。
そう、我々の起源を知り、施療に役立てたいと(笑)
 
し○先生と会場に入る。
まだ誰もいない。
 
タバコを吸いに近くのコンビニへ。
そこには既に伝説の整体師先生がタバコ吸っていた(笑)
 
…来てたのね。
それもご夫婦で。
 
会場に戻ると、ちらほらと参加者が。
ん?
知っている。
観たことある。
 
ということで、
JSC会員も4割ぐらいいた!
 
このセミナーは終始「座学」
テクニックセミナーが横行している今、
皆、勉強熱心で宜しい( ̄^ ̄)
 
その後、挨拶に来てくれたりした先生もいて、
30人ぐらいの参加者中8割ぐらいは顔見知り(笑)
 
その中には、
私の恩師の馬○先生
恩師の学友である守○先生、
マニアック歯科医師の幸○先生、
などそうそうたるメンバーもいらした ( ̄[] ̄;)!ホエー!!
 
個人的に知りたかったことは「舌の起源」
表と裏のどちらが早く発生したか?
 
明解なお答えは頂けなかったが、
私は事前に調べていた( ̄^ ̄)
 
舌の発生順
舌背 →舌先 →舌腹
 
ということは、
KOセミナーで講義した事と同じです。
これは臨床で分かった事ですが、
 
①舌表で舐めて抵抗があると
  →1~2年以上前。
 
②舌裏で舐めて抵抗があると
  →1~2年未満
 
注:舐めるといっても実際は舐めません!
 
その舌の状態でタラちゃんを貼ると抵抗が早く消失します。
 
舌は腕と同じ。
だから使った方が便利です。
イメージ 1
 
図:内臓とこころ
良い本です。買いましょう。

 懇親会が始まりました(笑)
殆ど顔見知りなので同窓会みただった ( ̄▽ ̄= ̄▽ ̄)
 
程なくして、女性の先生が挨拶にみえた。
酔っていたので内容はこんな感じでした。
○「あの~、カイロみたいなことをされていると伺いました」
私「え?ああ、そうですけど」
 (名刺を頂く)
 →そのこはカイロプラクティックという文字が。
後は何を話したか忘れました。
 
ここまでは良い( ̄^ ̄)
 
その後、その方が私の前に座られている恩師組へ
○「あの~カイロプラクティックされているんですか?」
守「え、はい!」
次に馬○へも同じことを Ψ( ̄∇ ̄)Ψ
馬「はい、カイロプラクティックやらせてもらっておりますm(_ _)m」
 
馬○先生は正座して名刺を頂かれておられました(≧д≦)
 
周りは凍りつく…
 
この守○先生と馬○先生は、
日本のカイロプラクティック界のために大変なご尽力を頂いた先生。
今の若いD.C.の先生方は知らないかもしれませんが、
著名なD.C.の先生方とは長い交流があるお二人。
 
だから、
私たちは正座( ̄^ ̄)
 
私は隣に座っていた高○先生に、
私「おい、どうにかしろ」
高「(笑)頭を振る」
 →私、トイレに逃げる
 
 
知らない事は恐ろしい。
 
 
それでもまだ、これまで通りにやっていくと。
自分のテリトリーしか見ていない人は、
いつか苦労するかも。
 
自分の施療院だけや、
自分の組織だけで世界を観ている人は、
「井戸の中の蛙」状態。
 
世の中には凄い人たちのお蔭で動いています。
 →政治ではないですよ(¬_¬)
 
一部の世界(視野)で観ると、
一部。
 
沢山の視野で観ると、
その分観えます。
 
発生学セミナーを受けたことで、
また視野が広がり、
施療に役立てれそうです。
 
 
 
でも過去から現在に至るまで、
私も多々失礼な事していると思います。
スミマセンm(_ _)m
 
明日から月曜日までセミナー出席の為にブログ更新で施療来ませんのでm(_ _)m
 

先日のニュースにあった
「だったこ法」
1分40秒あたりで、
赤ちゃんの頸が…
更に、「医学的知識はない」と言っています!
 
 知らない事は…恐ろしい!

 
そう「手」である。
ヒトと他の哺乳類を区別するのには「手」を観察すると分かる。
 
ヒトに近いサルでもヒトと同じようには親指が動かない。
ヒトの母指球には4種類の筋肉が付く。
だから器用なのである。
 
年末に書いた徒手医学会への投稿論文。
「手」についての沢山の参考文献を買いました。
 
その中にあった
「ヒトのなかの魚、魚のかなのヒト」
 
論文には引用しなかったが、実に面白い。
偉大な解剖学者であるサー・リチャード・オーウェン。
彼が発見した様子を描いたところに「手の進化の証拠を掴む」というのがある。
 
以下は引用です。
 
例えば、献体を解剖したとしよう。
胆嚢が現れた。
それを解剖室から出して、道端に置いたとしよう。
 
それが一体ヒトのものかどうか…分かるだろうか?
 
しかし、手は違う。
子供でも、一目でヒトのものだと分かるだろう。
 
動物によって動きや見た目は違うけど、
ヒトとの違いは、
「手と踝(くるぶし)、指を形成している骨の数の違いだけである」
 
オーウェンは人間の腕と脚、手と足が、ヒトを超えた大きな1つの図式にあてはまることを発見した。
 
それは、
上腕に1本の骨、
前腕に2本の骨、
手関節に9個の小さな骨、
5本の指を構成する一連の帽状の骨
 
つまり、
「1個の骨と2個の骨、そして多数の骨の塊と5本の指」
 
これが四肢の構造である。
 
イメージ 2
図:ヒトのなかの魚 魚のなかのヒト
良い本です。買いましょう。
 

 両生類は胸を地面から浮かすことができる。
 →つまり、腕立て伏せ。
 
ところが魚である「ティクターリク」は腕立て伏せができたという。
何故、必要だったか?
 
それは食うか、食われるか。
水中にいた敵から陸へ逃げた結果らしい。
 
そこから両生類→哺乳類へと進化していく。
 
すなわち、
「私たちの上腕、前腕、手首や掌さえ持つことになった最古の動物は、鱗と鰭膜を持っていた」
そして、その動物は魚だった。
 
しかし、ティクターリクは文字を書いたり、ボールも投げれない。
それが出来るには前腕の回旋が必要である。
 
上腕骨の遠位端はボール状になっている。
そこに頭骨が面して回旋が可能になる。
 
両生類と爬虫類の上腕骨の末端はボール状でヒトと似てくる。
 
解剖図で身体の正面図を観てほしい。
前腕は回外して掌は正面を向いている。
 
これは魚を腹側から観た絵ということになる。
 
この本には手だけではなく、
におい
視覚
 
など
色々と書かれているが、まだ眼を通しておりません( ̄O ̄)
でもとても楽しみな一冊。
 
 
イメージ 1
 
あ、この本
ベストセラーだったよ。
安いのと高いのがある(笑)

このように解剖学の世界では「魚」を基本系にしているようだ。
 
私がセミナーの冒頭に前腕の回内の制限に対して、
軽いタッチで瞬時に解消させることを良くする。
 
大抵の人は右前腕に回内制限がある。
半魚人(笑)
 
だから、それをヒトに戻して講義を行う(笑)
ちゃんと意味があるのである。
 
 
 以前、ト○DOのオステオパシーのセミナーで、
ト○先生から頭蓋を触られた、
ト○先生は:
ト「あなたは昔、格闘技かなんかやっていましたか?」
私「はい」
ト「人を殴るようなことはあまり良いとは思わない」
 
と言いました。
それから通訳の人にコチョコチョと小さな声で話しかけていました。
その直後に通訳の方が突然泣き出しました。
 
何だったのだろうか?
 
ティクターリクは生きるために襲い掛かる敵から陸に逃げてきました。
その結果
我々ヒトに進化することができました。
 
肉食の生物から逃げた結果、
我々が生まれたんです。
 
今のご時世。
世界中のどこかで喧嘩、
そしてそれが大きくなって戦争。
 
ヒトは魚に戻ったのか?
 
手は人を攻撃するために進化したのではない。
身を守り、生活するために出来上がったもの。
 
そして
人を救うために進化して生まれたもの。
 
 
 
イメージ 4
 
イメージ 5
 
 
間違ってはいけないと思う。
 
 
この意味は
悪魔に届くだろうか…
 
もう
 
やめてくれ
 

   
 
 
イメージ 3
 
この出先は不明。
すみません。

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